治療内容の紹介

痔核に対する四段階注射法(ALTA法)

<脱出する内痔核>に対してジオン注(硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸が主成分)を四段階に分割投与し、痔核を退縮縮小させて、脱出や出血などの症状軽減軽減をはかります。

院長は本治療についての研究会(内痔核治療法研究会)の常任世話人、講習会の講師を務めております。


脱肛に対するPPH

イタリアのロンゴ博士が開発し、1999年本邦に導入されました。全周性の内痔核や直腸粘膜脱に好適応であり、自動縫合器を使用し、下部直腸粘膜を環状に切除、脱出部をつり上げ固定する方法です。適応の選択が重要となります。


痔核に対するオーダーメイド治療

痔核で手術の適応となるのは出血や脱出が強度の10〜20%の患者様です。社会的背景、経過、今後に対する不安、根治性や再発についてなど種々の検討を行った上で患者様にあった治療法を選択いたします。治療後の長期経過観察にも御協力いただきます。


痔瘻に対するシートン法など

手術が必要となる痔瘻については標準的根治術のほかゴムや薬線(クシャーラスートラ、金沢糸)を使用した治療も行っております。根治性と肛門機能の温存の両面から術式を選択させていただきます。

院長はクシャーラスートラ研究会の世話人を務めております。